セキュアCD検証

あちこちで取り上げられておりますが、本当に細かく検証されております。

−PCでの音質は改善。CD-RコピーでセキュアCDの複製が』]
昨日取り上げたAV Watchの記事を改めて取り上げます。
CDパッケージの表面には、これまでの報道のようにCCCDの記載はありませんでした(実際に店頭でも見てみました)。

(表面への表示無しというのは重要な問題ではないでしょうか。ローリング・ストーンズのCDをハナから購入目的で店舗に行った顧客や急いでいる顧客等は裏面まで確認する可能性はそれほど高くないでしょう。で、買って封を開けてから気付き、iPodに入れられないとして東芝EMIに抗議、その際東芝EMI側は"裏面の記載を見ない方が悪い"とでも言ってくるのでしょうか。購入後のクレームでも、裏面に記載しない理由で顧客を納得させられるとはとても思えません。)

採用している技術は米Macrovision開発の「CDS-300」。東芝EMIでは"フェアフリーダムCD"と呼んでいますが、"公平で自由な"CDならば全てのポータブルオーディオプレイヤーや全機種のパソコンに準拠していなければならないのではないですか。一部機種での使用を認めず、足枷をCDに施したものははっきり言えば"まがい物"である、と断言します。

また、上記2つの記事では、共にWMAファイルをWMPを通じてiRiver製のポータブルオーディオプレイヤーに転送していますが、"T10"では再生でき、"H10"では再生不可という結果になっています。この点もおかしくはないでしょうか。


他にも疑問点は沢山ありますが、購入後にセキュアCDの存在を知った方のクレームに対する東芝EMIの反応を伺ってみたいところです。CCCD自体が消費者を罵倒する技術であるだけに、不当表示(の可能性が高い、と言っていいでしょう)が加わった今回のセキュアCDでどういう対応を取るのでしょうか。


●追記
今回のセキュアCDについて、下記の記事を掲載します。

『公平さとは無縁』という言葉に激しく同意します。またこの記事ではセキュアCDを"国民生活センターに通報"しており、必読です。消費者団体を動かすことも必要かもしれません。