6/24『Acoustic Influence vol.7』@西荻窪w.jaz

6/24は西荻窪w.jazへ。"アコースティックの影響力"と題されたイベントは、まさに今のアーティストの勢い、充実ぶりを感じるのに充分。心地良い夜となりました。
こちらも仕事の都合上、20時前に到着。1番手のぬえ(梅谷弘樹)さんをきちんと聴けなかったのが残念…。では2番手から振り返ってみます。


和田周太 w/ 城戸崇光(from キド兄弟)
久しぶりのライヴ観賞。城戸兄、たかさんとの呼吸も前回以上に合っていて、聴いて安心するステージでした。
何より印象的なのは、周太君のヴォーカルの抜き方が非常に巧くなっていたこと。抜き方が巧くなった分、力を入れ訴えたいフレーズへの聴かせ方がより巧くなっているのが特徴的。たかさんのギターも歌に寄り添うようで息が合い、よりスムースに歌世界に入っていきました。特に「白い部屋」サビ前。これまでは熱く歌っていたフレーズを抑えることにより、よりしっとりと心に沁みてくるようで見事でした。そして「Future World」。いつも以上に説得力ある歌い方、そしてたかさんのギター。ギターの音色を聴いて、昔なつかし『ツイン・ピークス』のテーマを思い出した次第。あのなんともいえない哀しみ、痛みを十二分に表現していたアレンジが素晴らしかったですね。
また、この日披露したEric ClaptonLayla」のカヴァーは秀逸。低音で淡々と進むメロディは、ともすれば抑揚の無いままになりかねない危険があるところ、味わいある歌声で歌に息吹を与えてましたね。低音域の声の魅力を改めて感じることができました。セクシーすぎます。
オリジナル、カヴァーを含め実に周太君の世界が構築できているなと感じられる充実したライヴでした。


いぶき
いぶきを代表する「コブシ」はこの日披露しなかったものの、十二分にいぶきらしさが表れたステージ。新曲2曲も実に様になっていました。個人的にベストだったのは「ナガレ」でのハーモニー。まるでEnyaが歌ってるかのような癒し効果抜群のふたりの一糸乱れぬ呼応に鳥肌が立ちました。ハミング(間違ってたらすいません)の効果って、歌詞をハモる以上に(単純な分)難しいのかもしれませんが、それをいとも簡単にこなせてしまうのが今のいぶきの力なのだと、唸ってしまいました。
思えば前週に主催イベントで実に素晴らしいライヴを披露したばかりだというのに、今回もほぼ非の打ち所無いステージで一気に実力つけてきたな、と感心しきり。ライヴ中のMCではいろいろツッコミを受けつつも(ツッコまずにはいられない愛嬌あるキャラですからね!)、歌への集中力は凄まじかったですね。
そんないぶきの充実振りを示すかのごとく、以前同所で行われたいぶき主催イヴェント『唄の湯』が復活!7/22、そして9月からは毎月第1金曜に復活を果たします。楽しみです!


この日は朝まで飲み会、そして日の出後は川原でのんびり…青春モード突入でした。
楽しかったですね。ただ、サラリーマン生活(での規則的スケジュール)が響き、徹夜明けで死んだのは言うまでもないです(その分今日も死んでました(苦笑))。